Above & Beyond / Tri-State

今回は「Above & Beyond」の「Tri-State」について、個人的にアレコレ語ってみたいと思います。2006年の作品になります。

Tri-State

ふ、古っ!!と自分でも思ってしまう選択ですが、時間が経ったからといって楽曲が悪くなる訳でもないし、選ぶにはまぁ意味もあるという事で。

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Above & Beyondって誰?

圧倒的大多数が知らないと思われるので簡単に説明しますと、2000年に結成された3人組のトランスユニットです。トランスが好きという人なら知らない人はいない(はず)。別名義が日本の一部でスマッシュヒットした(はずの)「OceanLab」です。

Sirens Of The Sea

こっちの方が知ってる人が多いかもしれない。

トランスと聞いたらパーティーピーポーがアゲアゲな感じのアレでしょ?と思われる方が多いと思います。ほぼ正解ですが、中には哀愁漂うメロディーやボーカルの作品が無数、数えきれないくらいあると思います。

この「Above & Beyond」もアゲアゲな曲もありますが、トランスってこういうのもあるんだっていう楽曲を作るアーティストだと思っています。



Tri-State

では、何故新作出てるのに一番古いのを選んだかというと、やはり時代に合わせて音は変わって行ってます。最新作となってくるとやはり世界的な勢力になったEDMの影響が少なからず見てとれます。そういった影響があまりないと思われるアーティストですがEDMという概念が無かった頃の楽曲を選ぼう、という訳で「Tri-State」にしました。

前置きが長くなりましたが今作「Tri-State」ですが、アルバムを通してアゲアゲな楽曲というのは1曲ぐらいしかないと思います。流れの中でこの感じの山が必要だ、という感じで存在しているので、不自然さがありません。全体としてキラキラとした音ではなく力強いけれども前には出ない、それでいて儚い音使いか多いです。

フロアを盛り上げるための楽曲ではなくアルバムを通して、最初から最後まで含めて1つの作品になっているので、再生すると最後まで聞いてしまうというのが日常になると思います。ボーカル入りの曲も多く、普通に歌物としても聞けるのでトランスとかちょっと、という人にも問題がないかと。

とにかくメロディーが美しく、浮遊感が増しつつもトランス特有の力強さはなくならない。四つ打ち自体が嫌いとか、そういうのでなければ聞けると思います。

総評

間違いなく時代を代表する名盤だと、個人的には思っています。新しい作品が出ても最終的にはこれを聞いてしまう、それぐらいアルバムとして完成度は高いと思います。トランスとは何ぞや?という人には入門用に強くオススメします。

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