Arch Enemy / Will to Power

今回は「Arch Enemy」の10枚目のアルバム、「Will to Power」について、個人的にアレコレ語ってみたいと思います。2017年の作品になります。

Will to Power
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本当は好きな人だけが知ってればいいや、普通の人は知らなくてよし、知ったとしても趣味に絶対に合わないであろうメタルだし、と思っていました。

しかし、最初に書いてしまうとアレですが、今作「Will to Power」が最高傑作なんじゃね?と聞くにつれて思っていくようになりましたので、アレコレ語ろうかなと。勿論、異論は受け付けます。

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Arch Enemyってどんなバンド?

読み方は「アーチエネミー」、女性1名男性4名のメタルバンドです。まぁ、個人的にはメタルバンドで良いと思ってますが、もっと細かく言うとメロディックデスメタルバンドです。

結成は1996年、ベテランもベテランです。メンバーの入れ替わりもありますが現在に至り、絶賛現役バリバリです。

デスメタルの特徴である「グロウル」という歌い方、これを女性ボーカルがしています。知らない人が聞くと驚くか、気味悪がって避けるか、どちらかしかないと思います。

バンドとしての音は「メロディックデスメタル」、激しさの中に時に哀愁漂うギター、吹き荒れるグロウル、バッキバキのドラムという感じです。

他にもメロディックデスメタルのバンドはありますが、「ArchEnemy」は他とは違う。何がと言われると説明するのに困るのですが、そのギターサウンドが他と違うというか、とても日本人の感性に触れるんだと思います。

だから日本では大人気(のはず)で、よく来日公演しているような気がします。

個人的な最高傑作だった「Black Earth」

今作「Will to Power」が発表されるまで、個人的な「アーチエネミー」の最高傑作はファーストアルバムである「Black Earth」でした。勿論、異論は受け付けます。

「Black Earth」ジャケット、今見ても禍々しい・・・

「Black Earth」は今と比べると全然洗練されてないし、荒っぽいし泥臭いんですが、その荒々しさの中に現れるギターのメロディがあまりにも鮮明に意識に残りすぎて、新作が出る度にやっぱり「Black Earth」かな、という風になっていました。

あ、後に再販されました。

Will to Power

しかし、「Will to Power」から「The World Is Yours」のPVが到着

うおお、宇宙!宇宙!

個人的なツボは置いておくとして、人生の貴重な5分をこの動画に使って欲しいと思います。ダメだったら謝ります、ごめんなさい。

「グロウル」以外で歌ってね?ちょっとだけど普通に、いわゆる「クリーンボーカル」で歌ってなくね?という衝撃。普通に歌う事の何が衝撃なんだと思われそうですが「Arch Enemy」を知ってる人にとっては一大事件です。

結成21年、アルバム10枚目にして変化するという。というかついに「クリーンボーカル」を解禁してしまうのか、そういう事なのか!!

「The World Is Yours」以外にも「クリーンボーカル」を使用している楽曲があり、「REASON TO BELIEVE」ではバラード系とでも言えばいいのか、今までなかったタイプの楽曲になっています。

「Will to Power」全体としても、音が非常に聞きやすく、そしてより分かりやすくメロディックになったと言えばいいんでしょうか、繰り返し聞いても疲れないと思います。

今まで「Arch Enemy」を好きだった人には駄作とか物足りないとか、そう感じる人も多いんじゃないでしょうか。自分も凄まじい変化だな、大衆受けを狙ったのかと思わなくもありません。

しかし、今まで「Black Earth」至高主義な自分には、この変化は非常に好意的に受け入れる事が出来ました。これからの「Arch Enemy」はどうなって行くんだろうか、その期待しか持つ事が出来ないです。

そして今作「Will to Power」を聞けば聞くほどハマっていき、ついに最高傑作だなと認めるに至りました。もう一度言いますが、異論は受け付けます。

まとめ

今作「Will to Power」はデスメタルではありますが、非常にキャッチーなメロディでメタル慣れしていない人にも聞きやすいと思います(多分?)。

もし、メタルと言うのを聞いてみたい、そんな瞬間があるなら「Will to Power」も選択肢に入ってもいいと思います。そして変化を受け入れた「Arch Enemy」のこれからにも期待したいと思います。

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