完全ワイヤレスイヤホンでありながら、重低音志向の製品を求める皆さん、こんにちは。
そんな願いを叶える製品がオーディオテクニカから登場しました。
「audio-technica ATH-CKS5TW」です。
重低音と聞いて試さないなんて、重低音愛好会から脱会しなければならない事案になりそうです。
という訳で今回は「audio-technica ATH-CKS5TW」について、個人的にアレコレ語ってみたいと思います。
オーディオテクニカって何?
ひょっとしたらそんな人もいるのではないかと、万が一に備え簡単に説明します。
株式会社オーディオテクニカは、日本の音響機器・映像機器のメーカーです。英語で書くと「audio technica」、どこかで目にした事があると思います。
ヘッドホンとマイクの事業がメインの老舗企業で、音楽好きなら避けては通れない、そんなメーカーです。
昨今の完全ワイヤレスイヤホンには少し乗り遅れ気味、という印象でしたが、今回レビューする「audio-technica ATH-CKS5TW」での巻き返しを図っている、と思います。
機能面
長時間使用可能なバッテリー
色々ありますが、まず大きいのがバッテリー。
1回の充電で15時間再生。ケースと併用すれば、最大45時間再生が可能です。
本体だけでも最大15時間、正直そんなに使わないと思える時間を使用可能という、驚きのスタミナ。
ケース
サラサラとした手触りです。USB-type-Cなので、統一したい人にも朗報です。
デザインもシンプルで、好感が持てます。
しかし、重要なのはそこではないのです。このケース、非常に奥行きが深いというか、高さがあるというか、余裕があります。
平面で良く見る写真はこうです。
ちょっと横から見た感じはこんな感じです。
お分かりでしょうか?
そう、イヤーピースを交換しても干渉を受けないケースです。さすがオーディオテクニカだな、分かってるな。デザインだけでなく実用性もあります。音楽好きなら交換するであろうと読み切ってのデザインだと思いたい。
操作方法
基本的な操作方法をまとめます。
「audio-technica ATH-CKS5TW」はボタンです。カチッとした押しごたえのあるタイプになります。
イヤホン左 | イヤホン右 | |
1回押す | 音量を上げる | 再生/停止 |
2回押す | 音量を下げる | 曲送り |
3回押す | – | 曲戻し |
音楽を聞くのにこれ以上の機能が必要なのか?
そう聞かれているような操作方法だと思います。
専用アプリ
スマートフォン用アプリ「Connect」に対応しています。
必ずインストールしましょう。
自分は購入してからスマートフォンと接続して、すぐにどんな音が鳴るのかを聞きました。
そして「Connect」をインストールして、どういう風に使えるのかなと起動してみると、イヤホン本体のアップデートがありました。
音質が「非常に大きく」変わったと、自分の耳では思いました。
店頭で試聴できる「audio-technica ATH-CKS5TW」はアップデート済ですか?と聞く必要があるレベルだと個人的には思います。
音質
アップデート前とアップデート後では、全然違う物だなと思っています。
ここではアップデート後の音質をメインに語りたいと思います。
- 完全ワイヤレスで圧巻の重低音が聴けるSOLID BASSサウンド。
ケーブルから解放され、かつてない自由度でキレのある重低音再生が楽しめます。- 量感のある低音サウンド。
オーディオテクニカの妥協しない音響設計により、小型ボディの完全ワイヤレスでも厚みとインパクトのある重低音を提供します。- 2層の振動板を採用したφ10mmの新設計大型ドライバー。
振動板に硬度の異なる素材(PEEK+TPU)を組み合わせ、低音の厚みと中高域の鮮明さを際立たせます。
この説明を見てドキドキしないのなら、低音を必要としていない人です。「audio-technica ATH-CKS5TW」は合わないでしょう。
そして重低音愛好会の皆さん、お待たせしました。
ずっしりとした芯のある重低音がこれでもかと鳴りまくるも、キレがあるため低音過多だなとは感じません。
低音の迫力は勿論ですが、その低音に飲み込まれる事なく中音域、高音域も鮮明になります。ボーカルなどの中音域が前に出て来ても低音域と喧嘩しない、両方ともが存在出来る、むしろ中音域の方が主張してるかもしれない。
間違いなく重低音なのに、その他の音域もスッキリと聞こえる、素晴らしいバランスだと思います。オーディオテクニカに乾杯したいクオリティ。
とにかくバスドラ、タムなど低音打楽器系が美味しい楽曲はさらに美味しくなり、シンプルな音数の楽曲はベース音が分厚くなり深みが増します。
ちなみにアップデート前はよくある低音大盛りがいいんだろう、どや、どや!!みたいな隙あらば低音を差し込んでくるようなバランスだったと思います。低音はあるけど広がる系でキレがあるとは言い難い、個人的にはそんな感じでした。
イヤーピースを交換
イヤーピースを他の物に交換する事により、音質を変える事が出来る場合があります。
各イヤーピースについてはこちらをご覧ください。
個人的にこれがいいなと思うのは「Spinfit CP360 S/Mサイズ」でした。
「audio-technica ATH-CKS5TW」はイヤホン本体からイヤーピースまでが他のイヤホンと違って高い?長い?ため、イヤーピースの長さも短めの物を選ぶ事になると思います。
付属のイヤーピースでも十分だと思いますが、自分は「Spinfit CP360 Mサイズ」で密着度が増し、より安定するようになりました。
人によって耳の形が違うので、自分の耳に合う物を選択するのが大切だと思います。
まとめ
重低音愛好会の皆さんは避けて通る事は出来ません。とにかくどこかの店頭へすぐに試聴しに行く事をオススメします。
完全ワイヤレスイヤホンでちょっと良い製品が欲しい、日頃ロックなどの早い曲・激しい曲をよく聞くという人もすぐに試す必要ありです。
これが、オーディオテクニカの、ソリッドベースシリーズだぜ!!という心意気をすごく感じる製品だと思います。
完全ワイヤレスイヤホンでこのキレのある重低音を鳴らせるのか、という驚きと、この音に慣れたら他のでは満足できなくなる可能性が大きいのは不安要素でしょうか。
とにかく他の製品とは一味違うので、試聴は是非すべきです。その際はアップデートしてあるかどうかも確認しておきましょう。
接続安定感 | |
装着感 | |
高音域 | |
中音域 | |
低音域 |
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