2019年に「Aimer」の新アルバムが発売されました。
「Sun Dance」です。
しかも2枚組というか、2枚同時発売。
コンセプトが太陽と雨、という事で太陽である「Sun Dance」と雨である「Penny Rain」の二つで一つの作品、両方を勿論聞かない訳にはいかない。
という訳で今回は「Sun Dance」についてアレコレ語ってみたいと思います。
「Sun Dance」は正に太陽
これまでのAimerの作品を聞いてきた人は何か違うんじゃないか、と思う人もいるかもしれません。
今までの雰囲気と違い、音作りが明るい。まぁ、だから太陽サイドだとは思うのですが、それでも違う、これじゃないと思う人がいそうです。
そして「ONE」のように打ち込みなのか、四つ打ちなのか?という感じの楽曲もあり、新しい方向性も求めた作品だなと思います。
「Monochrome Syndrome」とか、もう全然今までの作風ではないです。ここまで縦ノリな楽曲はなかったんじゃないか、それぐらいテンポよく元気な曲が斬新です。
収録曲
- soleil
- ONE
- We Two
- 3min
- コイワズライ
- 花びらたちのマーチ
- 思い出は綺麗で
- Monochrome Syndrome
- SUN DANCE
- ONE -epilogue-
「Penny Rain」は雨、というよりは月か
あくまで個人的にですが、アルバムを通して雨、という感じはそこまでしませんでした。
太陽と雨というコンセプトは、つまり陰と陽ぐらいの対極を示す物かなと。
雨、というほど楽曲が大人しい物ばかりではないので、どうしてもそこは受け付けれないというか、納得は出来かねます。夜の豪雨の合間に少し雨脚が弱くなったり、月光が差し込むというイメージなら納得出来ます。
それはまぁいいとして、「Penny Rain」単体でこれまでのAimer感を満たしている、というように思います。
ギター感というかバンドテイスト溢れる楽曲が多く、今までと作風があまり変わらないのを好む人には好感触な一枚だと思います。
収録曲
- pluie
- I beg you
- Black Bird
- Saling
- 眩いばかり
- Stand By You
- Ref:rain
- i-mage
- 花の唄
- April Showers
総評
「Sun Dance」と「Penny Rain」、コンセプト通り「太陽と雨」だと思います。
「挑戦と継続」かもしれませんし、「現代風音楽と失われつつあるロック」かもしれません。色んな意味で対極に位置する作品だなと感じました。
でも贅沢を言うのなら、アルバムを1枚にまとめれたんじゃないかと、まとめてくれとは思います。
個人的には過去作である「DAWN」ぐらいにはまとめる事が出来たんじゃないかと、その辺りが残念です。
「太陽と雨」を内包しているからこそ「Aimer」というアーティストに魅力を感じるのであって、そこを分離してしまうのは非常に勿体無いと思います。
全然別件なのですが、過去のアルバムに「AM02:00」とかのシリーズな楽曲があり、次は「AM05:00」来るかなとか思ってたのですが、夜が明けたから「Sun Dance」なのかとか思ってました。
とにかく「太陽と雨」、2枚で1枚、片方だけではいけない作品になっていると思うので、聞く時は必ず「Sun Dance」と「Penny Rain」の両作品を聞いてみる事を強くオススメしたいと思います。
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