JVCより新しい完全ワイヤレスイヤホンが発売されました。
です。
多種多様な完全ワイヤレスイヤホンが発売される中、ついに全ての人に向いていると思われる製品がお手頃な価格で出たので、試さない訳にはいかない。
という訳で今回は「JVC HA-A50T」について、個人的にアレコレ語ってみたいと思います。
「JVC HA-A50T」の主な仕様
型名 | HA-A50T |
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形式 | ダイナミック型 |
再生周波数帯域 | 20Hz – 20,000Hz |
通信方式 | Bluetooth 標準規格 Ver.5.0 |
出力/最大通信距離 | Bluetooth 標準規格 Power Class 1/約10m |
対応Bluetoothプロファイル | A2DP、AVRCP、HFP |
対応コーデック | SBC / AAC |
対応コンテンツ保護 | SCMS-T方式 |
電池持続時間 | イヤホン:約8時間、充電ケース:約24時間(ノイズキャンセリング機能使用時 イヤホン:約6時間、充電ケース:約18時間) |
充電時間 | イヤホン:約2.5時間、充電ケース:約3.5時間 |
充電端子 | USB Type-C |
電源 | DC3.7V、内蔵リチウムポリマー充電池 |
質量 | イヤホン:約7.1g x 2個、充電ケース:約62g |
付属品 | 低反発イヤーピース S,M各2個、イヤーピースS,M,L各2個、充電用USBType-Cケーブル、充電ケース |
6時間から8時間の再生時間、ケースを合わせれば最長24~32時間の再生時間があります。
他は2020年基準のスペックですが、何よりANC、ノイズキャンセリング機能が搭載されています。
ノイズキャンセリング機能
ノイズキャンセリング機能があれば何でも騒音を消せる訳ではない、というのを知っておく必要があります。
ノイズキャンセリング機能は、内蔵マイクで集音した周囲のノイズを打ち消す信号を高精度に生成することで、ノイズを低減。航空機内や電車内など騒音が気になる環境でもクリアな高音質サウンドが楽しめます。
イメージとしては騒音でも低い音が低減される、と思っています。
車のエンジン音がブォォォ、だとしましょう。ノイズキャンセリング機能を搭載しているイヤホンを使うと、ォォォ、となる、みたいな。
イヤホンをキッチリと密閉度高く装着した上で、ノイズキャンセリング機能を使うと周りの騒音のブォォォの「ブ」、ガタンゴトンの「ガ」と「ゴ」の部分を小さく出来るので、音楽を再生している場合に騒音がうるさいから音量を上げる、というのをしなくてよくなります。
人の話す声や高い音に対しては、そこまで効果があるとは思えませんし、何でも聞こえなくなると危ないのでそれが正しい状態だと思っています。
不快に感じる騒音の低い、響く音を小さくしてくれる機能だと個人的には説明したい。
「JVC HA-A50T」のノイズキャンセリングの効果
実際に装着して電車に乗りましたが、ノイズの低音部分、ガタンゴトンの「ガ」と「ゴ」が非常に小さくなっていました。
聞こえる電車内の音は「タン、トン」という感じで伝わるでしょうか?車内アナウンスは聞こえますので、聞く必要のない不快な騒音は見事に消せていると思いました。
「JVC HA-A50T」のノイズキャンセリング機能は優秀だと言えるでしょう。この価格でこれだけの機能を発揮されたら何の文句も出ません。
タッチ&トーク機能
ノイズキャンセリング機能と同じく、最近は重要視されている機能です。
メーカーによって言い方が違いますが、イヤホンを装着したまま外音を取り込む事により会話などが出来る機能です。
機能をオンにしたらアンビエントサウンドとかいうので、アンビエント機能でもいいでしょう、多分。
タッチ&トーク機能により、買い物中や咄嗟に会話が必要な時に、ワンタッチで音量を下げるとともにマイクで外音を取り込み、会話をしやすくします。
JVCの説明通り、オンにすると現在再生されている音量が下がり、取り込んだ外音を聞けるのでイヤホンを外す手間が省けます。
音質
これまで使用した事のあるJVC製のイヤホンは色々あるのですが、最近はXXシリーズを使う事が多かったので、JVC製のイヤホンは低音マシマシなイメージがありました。
ノイズキャンセリング機能を強化するため、口径10mmのドライバーユニットを搭載。素材には高音質なサウンドを実現する高磁力ネオジウムマグネットを採用し、低域から高域までバランスよく、パワフルでクリアなサウンドを再生します。
ドライバーユニットが大きいと余裕を感じる音が出るようなイメージがあるのですが、早速聞いてみた印象は、バランスを目指したけどちょっと低音強め、です。
高音域
そこまでキレイではないというか、重要視されてはいないのか、普通です。
普通に聞こえる、必要十分なバランスで過度に広がらず引っ込まず。音数過多な楽曲では埋もれるかもしれません。
中音域
前に出てくるけど、他の音域より半歩前、ぐらいの感じです。
ボーカルなどは聞きやすいけど、他の音を侵食したりはしない、ギリギリのラインを攻めた感じがします。広がりや残響というのも普通です。
低音域
あくまでも個人的に思った事ですが、溢れる低音愛を何とか抑えた、そんな印象です。
広がる感じの低音が隙あらば、色んな音の隙間に入り込もうとするけど、それではいけないと自重したバランスが、音全体をまとめて一つに聞こえるようにしている感じ。
全体としては広がる低音が楽曲全体を支えて、バランス良い音質をちょっとだけ低音強めという印象です。多くの人が聞いても違和感のない、色んな人に刺さる音を目指したのかなと思いました。
イヤーピースを交換する
イヤーピースを交換すれば音質を変える事が出来る事もあります。より自分の耳の形にあった物を選択する事が重要だと思っています。
各イヤーピースについてはこちらをご覧ください。
「JVC HA-A50T」のケースは余裕があるので、大体のイヤーピースは収納出来ると思います。
個人的に一番合うと思ったイヤーピースは「final TYPE E 完全ワイヤレス専用仕様」か、「JVC spiral dot++」でしょうか。
とにかく自分の耳に合うサイズのイヤーピースを選ぶのが大切です。
まとめ
現在求められている機能の全てを抑えた「JVC HA-A50T」は、非常に完全ワイヤレスイヤホンとしてまとまっていると思います。
音質も十分によく、これより良い音を求めるのなら高級機になるでしょう。
ノイズキャンセリング機能が欲しい、試したいという人には間違いなくこれ、まずはこれ、ずっとこれ、となってしまうのではないかと思うぐらい満足度は高いです。
初めて完全ワイヤレスイヤホンを使おうと思う人には全力でオススメしたいと思います。
接続安定感 | |
装着感 | |
高音域 | |
中音域 | |
低音域 |
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