今、適当に音楽を語る上でも外す事は出来ないであろう、「BABYMETAL」についてアレコレ言ってみようと思います。
個人的な2014年のアルバムランキング2位の作品になります。
この「BABYMETAL」についてアレコレ言う前に何ですが、この話題について語る際、その人の立ち位置的なのが非常に重要だと思うのです。
ちなみに俺はアイドルとかそういうのは一切、テレビで流れるぐらいしか聞いた事がない上に思春期はヘヴィメタル育ちという、メタルを聞く事に抵抗がないというかむしろ好き、もしくはこんなのはメタルじゃねぇ!!という感じの立ち位置です。
まぁ、ずっとメタルだけを聞いて来た、という訳ではなく途中からクラブ系の音とかに流れて行ったので、何とかネタが入ってるとか、そういうのも大丈夫になった柔軟なメタル好きというのが今現在の状況ですが。
BABYMETALとの出会い
おそらく普通の人と比べて段違いに早い段階で「BABYMETAL」の事を知りました。
ダメ人間音楽ネットワークからついにアイドルがメタルを始めたぞ、しかも名前がベビーメタルらしいぜ、というのを聞いたのが確か、2011年か2012年ぐらいだったと思います。
YOUTUBEで調べたら曲はドキドキモーニングしかなかったような記憶が。
それを聞いた時に思った事が悪くはない、というかむしろ好きだがメタル風味だな、でもメタラーはブチ切れるんじゃね?という感じでした。
そしてそこまで記憶にとどめる事もなく、ここで「BABYMETAL」に対する関心は終了。
時は流れ2013年、何故か「BABYMETAL」の事を思い出す。
なので、思い出しついでにYOUTUBEで検索してみた。その時に曲が増えている事に気付き、何となくメギツネを再生してみると、何ともメタルしてんじゃねぇか!!というのが、率直な感想でした。
だけどPVが気に入らない、というのが一番になってしまいました。和太鼓叩いてドラムの音出るかぁ!!という、普通の人ならどうでもいいところで気に食わない要素が大きく、曲の出来よりもそっちが気になって仕方がなかったです。
そこでもう一つ、イジメ、ダメ、ゼッタイを再生してみる。舐めんなよ、何なの、この曲名?喧嘩売ってるの?とか思いながらクリックした記憶があります。
おお、もう・・・
見た後、メタラーとしての属性を持ってる人間としては何故かそういう感情にならざるを得ませんでした。へヴィメタルの置かれた現状、それに対する抵抗、そのようにしか受け取れないPVだなと。
そして、曲全体として昔ながらのメタラーに訴える要素が散りばめられている、ツインギターの絡みとか長らく聞いてないなー、とかそういった事を思いました。
これにアイドル要素ってどういうところにあるんだろうか、女ボーカルのメタルもあるにはあるけど、ここまで清々しいのもないなとか、色々考えさせられるな「BABYMETAL」という存在は。考えた人は完全にメタラーだな、やってみようだけでは絶対にこうはならない、とか思ったりもしました。
アイドルってのも中々いいのもあるもんだ、聞かず嫌いはダメだなとか思っていると、この動画も見られています的なところに「マシュマロ色の君と」とかいう舐めた曲名の動画がありました(メタラー的感性)
おう、いくら何でもこの曲名は何よ(メタラー的感性さらに上昇)、というのが普段の俺なのですが、この時は「BABYMETAL」の曲を聞き、同じく「BABYMETAL」を聞いてる人がどのような曲を聞くのか?という関心から再生してみる事に。
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聞き終わった後、心の中で土下座しました。即、曲も購入。
人生初のアイドル曲を買った、という感想よりも、このボーカルは何だ?そこそこライブとか行ってるけど、こんなのは聞いた事がない、見た事がないレベル。
色々調べると「さくら学院」と「BABYMETAL」の関係にすぐたどり着きました。
つまり、この「マシュマロ色の君と」のメインボーカルの人が「BABYMETAL」のメインボーカルであると。
そうか、行かなければならないのか、ライブへ。生で見ないと信じない主義として、自分の目で見、自分の耳で聞かなければ。
そして2014年、ライブを見る
これはいかん、いかんですたい!!!
そうなってしまうぐらい出来がよく、この2014年辺りからバンド付き、今の神バンドが同行する形でさらにいかんですたい!!!となりました。
さらにライブ会場とかには、名前は知らないけど昔どこかで見たことあるような黒いメタルのオーラをまとった人達も多く見かけ(分かる人には分かる)、生きとったんかいワレ(漫画太郎風)っていう言葉はここで使うんだなとか、色んな感情が沸き起こりました。
「BABYMETAL」に関しては、スタジオ音源もいいですが、間違いなくライブの方がいい、そう思いました。というか、スタジオ収録時より今の方が歌声がより上手く、より強くなってるんじゃないだろうか、そう感じます。
この2014年、日本を除いて「BABYMETAL」はメタルであるか、ないかの議論が起きていましたが、コーンとかスリップノットがメタルかどうかの議論の方が地球がなくなるんじゃないかってぐらい荒れてた気がするので、議論も可愛いもんだなぁぐらいの印象でした。
そもそも、メタルであるかどうかの議論が起こる事自体が、メタルである事の証明だと個人的には思っているので、新しいメタルで問題ないでしょう。俺たち私たちはメタルだと言っても、メタル業界がうんうんメタルメタル、とか言ってたらそれはメタルではない証拠だと思っています。
メタルと言っても幅広いし、細かいジャンル分けとか苦手ですし、さらに具体的なメタルの様式美というか論法についても分かりませんが、聞けば分かる。ずっと変わらないのがいいのか、変わっていくのがいいのか、その差で「BABYMETAL」に対する好みというのは分かれるんじゃないでしょうか。
後は生で見て、ボーカルの声でぶち抜かれたかどうか。
自分の好きじゃない物を全否定するだけでは得られない事もあるな、というのを俺は学びました。ただ、今現在ライブを見る事がとても難しくなってるので、DVDとかになってしまいますね。
まとめ
限定版アルバムに収録されているライブDVDは非常に出来がいいので、見たことがない、という人はそこから見ていくのがいいんじゃないでしょうか。
なんかあんまり「BABYMETAL」について語っていない気もしますが、今(今さら)騒がれている理由としてはライブにおける本物である、というのが言いたかったのです。
「Amazon Prime」にも楽曲がありますので、まだちゃんと聞いた事がない、という人はそちらから聞いてみるのもいいと思います。
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