RHAから、あの商品の後継機が発売されました。
「RHA TrueConnect 2」です。
個人的に大絶賛した「RHA TrueConnect」ですが、
その後継機を試さないとかあり得ないでしょう、そうでしょう。
という訳で今回は「RHA TrueConnect 2」について、個人的にアレコレ語ってみたいと思います。
「RHA TrueConnect 2」の仕様
前機種から完全ワイヤレスイヤホンとしての機能は大きく向上しました。
RHA True Connect | RHA True Connect 2 | |
バッテリー | 本体5時間 + ケース20時間 | 本体9時間 + ケース35時間 |
防水防塵 | IPX5 | IP55 |
通話用マイク | 1マイク | 2マイク |
操作方法 | ボタン式 | タッチセンサー式 |
接続方式 | 左右同時伝送 | |
コーデック | SBC,AAC | SBC,AAC |
再生時間が伸びたり、左右独立で接続されたりと、進化した箇所が多いです。
しかし、操作方法がボタンからタッチセンサーに変更になった件については、人によってはプラスにもマイナスにもなりそうです。
また、現在の完全ワイヤレスイヤホン市場で求められている?傾向にあると思われる、アクティブノイズキャンセリング、ヒアスルー・アンビエント、専用アプリといった物はありません。
純粋に本体性能だけで勝負、アプデとかで後出し無しの職人らしさに溢れていると思います。
後継機でも、音の方向性は違う
前機種からの一番の変更点は、音質の違いでしょう。
ここは大きく変わりました。
「RHA TrueConnect」の音質が好きだった人は「RHA TrueConnect 2」を好きではない可能性があります。
どう変わったのか?
実際に聞いてみた印象を書いてみたいと思います。
音質
前機種の「RHA TrueConnect」の音を聞いているので、そこから順当に進化するのかと思いきや、メーカーから音質の方向性の変更がどうこうというアナウンスがありました。
そこを踏まえた上で実際に聞いた印象としては、より他のRHAの製品の音に近いのかな、という感想です。
全体の音の解像度は高く、高音域、中音域の音の細かさ、広がりがハッキリと聞いて分かります。特に中音域から低音域手前ぐらいの音の厚みがあり、個人的にはその辺りで鳴るシンセの音が薄くなっていないのが良いと思います。
一つ一つの音がしっかりと認識でき、この音が鳴っているというのを存分に楽しめると思います。その代わりというか、低音域はスッキリとしながらも存在感は薄くない、芯の通った音になっています。
前機種の「RHA TrueConnect」は太く広がる系の低音が、重低音志向の一歩手前ぐらいのバランスだったのですが、「RHA TrueConnect 2」ではズバッとアタック感に溢れる、非常にキレの良い低音になっています。
前機種とは音の方向性は全然違う、そういってもいいと思います。
弱いと思われていた(個人的に思っていた)、高音域の細かいところや中音域での一部の周波数帯などをクリアしてみせた上で低音域の味付けがそもそも違います、という点をどう評価すればよいのか悩みますが、全体のバランスとしては非常にレベルの高い製品に仕上がっていると思います。
日本においては中音域、ボーカルがしっかりと存在感のあるところが高く評価されるんじゃないかと思います。
全体の音のバランスが非常に良くなったおかげで、長時間聞いても疲れないんじゃないでしょうか。
イヤーピースを交換する
イヤーピースを交換すれば音質を変える事が出来る事もあります。より自分の耳の形にあった物を選択する事が重要だと思っています。
各イヤーピースについてはこちらをご覧ください。
「RHA TrueConnect 2」のケースはサイズに余裕があるため、余程大きいイヤーピースでない限りケースに収納する事が出来ると思います。
個人的に合うと思ったイヤーピースは「JVC spiral dot++」か
「SpinFit CP360」でしょうか。
より音のアタック感を出して「RHA TrueConnect 2」の特徴を生かしたいのなら「JVC spiral dot++」、装着感を増して音質を全体的に向上させたいのなら「SpinFit CP360」を個人的には選びました。
人によって耳の形が違うため、必ずこれがいいとは言い切れないのですが、イヤーピースを交換する事により音質を向上出来るのならやっておくべきかなと思います。
まとめ
最新のスペックを備えて登場した「RHA TrueConnect 2」、ですが前機種からは音の方向性は変更されています。
前を知っている人はよく調べてから、知らない人にはやっぱり全力でオススメしたい完成度だと思います。
ロックにポップ、エレクトロに至るまで幅広いジャンルを聞くのに適していると思います。有り余る低音が好きなんだという人以外は一度は試聴してみるべき、と強くオススメしたいと思います。
接続安定感 | |
装着感 | |
高音域 | |
中音域 | |
低音域 |
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