そう、「YAMAHA」からは純粋なBluetoothワイヤレスイヤホンが登場していなかった、この「YAMAHA EPH-W53」まではっ!!
世界中のメーカーが切磋琢磨、仁義なき戦いを続けるBluetoothイヤホン市場についに、やっと、ようやく「YAMAHA」の製品が登場しました。
そんな「YAMAHA EPH-W53」を試さない訳にはいかない、もはやこれは義務、ぐらいの気持ちになりました、たぶんですけど。
なので、今回は「YAMAHA EPH-W53」について個人的にアレコレ語ってみたいと思います。
YAMAHAってどんなメーカー?
皆さん知っているとは思いますが、音楽関係から自動車関係まで、とにかく幅広く手掛けている超有名な大企業です。最近はバイクメーカーのイメージが強いかもしれません。
音叉が3本重なっているロゴが非常に有名です。
人生で少なくとも1回、小学校の音楽の授業とかで「YAMAHA」の製品に知らない間にお世話になっているのではないかと思います。
とにかく日本でもトップクラスの音楽関係の製品を取り扱う、安心と信頼と実績のメーカーです。
ガチの企業情報をお求めの方は公式ホームページをご覧ください。
「EPH-W53」の仕様
- ドライバー口径:6.4mm
- 再生周波数特性:20Hz~20,000Hz
- Bluetooth:Ver4.1
- 対応コーデック:SBC、AAC、apt-x
- 再生可能時間:約7時間
まとめるとこんな感じです。対応コーデックも「AAC」「apt-x」の両方ですので、Androidの人もiPhoneの人も心配する必要はなさそうです。
ただ、防水防塵の規格であるIP64とかそういう表記がないので、ランニングとか雨の日とかには使わない方がいいのかもしれません。というか故障するの怖くて自分は使えないですね、そこは残念。
スタビライザー
新しくヤマハは「スタビライザー」なる物を作り上げました。
耳に装着した時の後ろの部分を交換してバッチリとフィットする「スタビライザー」、しかも「スタビライザー」にもサイズが3種類あり、交換可能!!
よくある「イヤーフック」ではなく、「スタビライザー」です。とにかく自然な付け心地を追及した、その姿勢が伺えます。
実際に装着した際の感触も自然で、こういう方向から固定するのかという思いが強いです。イヤーフックだと個人によって耳の形の差が大きいと思うのですが、スタビライザーだと個人差が少なくて済むなという、ヤマハやるな!!という感想しか出ないですね。
音質
ヤマハは「アコースティックチューニング」を追及したとあります。
厳選した高精度・小型6.4mmドライバーを搭載したEPH-W53は、鼓膜により近い位置に装着することができ、音の濁りの原因となる外耳道内での不要な音の反射を抑えます。また、左右それぞれにバッテリーを搭載した左右同一構造のハウジングを採用するなど、ヤマハならではのアコースティックチューニングにより音を追い込みました。通勤時など気軽に聴きたい時には、音楽を心地よく楽しむことができ、しっかりと音楽を聴き込みたい時には、音のディテール、質感までしっかり味わうことができます。
ほう、さすがっすね。出し惜しみ無しっすね!!という期待感。では実際に使ってみますか。
最初に聞いた時に思うのは、全体として元気で自然な音だな、という印象。
高音域、ハイハットとかの音が結構シャンシャンしますが自然で耳に刺さるような感じは一切ありません。主張はするけど前には出過ぎない。
中音域、女性ボーカルなど暖かみのある音がちょうどよいぐらいの強さで伸びていく感じです。シンセ系の音も過不足なく元気にブリブリ聞こえますね。非常にバランスが良いというと簡単ですが、自然な広がりと強さ、これが大切だと思います。
低音域、こちらは人によっては好みが分かれるかもしれません。どちらかというと広がる感じの低音、ベースなどはそのように聞こえます。低音の強さも重低音愛好会の人からすると物足りないかと思います。全然問題にならないくらい必要十分な音量は出ていると思いますが、高音域の華やかさや中音域の広がりと比べると低音域は主役という扱いではないと思います。
全体として元気でキラキラとした華やかな音質だなと思います。ポップスやEDM、ロックなど幅広いジャンルで楽しめると思いますが、人によっては重厚なクラシックやベースミュージックなどの特異なジャンルでは物足りないとなるかもしれません。ティンパニが足りねぇ!とかそういうのです。
あと個人的にですが長時間聞いても聞き疲れのしない音だなとは思います。
イヤーピースを交換してみる
今まで語ってきた音質についてですが、実は付属のイヤーピースもヤマハの「EPH-W53」のために作られたイヤーピースなんです。
ヤマハが言うに「フィット感、遮音性に優れたイヤーピース」らしいです。
イヤピースには、硬度が異なる2種類のシリコン素材を採用。耳に触れる部分は柔らかく、音の通過部分は、ハードシリコンにセレーション加工を施すことで強度と柔軟性を両立。形状を保持したまま音をダイレクトに鼓膜に伝えます。さらにサイズも、大きさごとに直径と奥行きのバランスを最適化した5つを用意。耳の穴の形に合わせてしっかりと装着できるので、遮音性に優れ、周囲への音漏れも低減します。
うん、そうだね、確かに良かったです。普通の人ならサイズが合えばそこで終了でいいと思います。
だからと言って、他のイヤーピースに交換しないとは言っていない!!
イヤーピースについてはこちらをご覧ください。
「YAMAHA EPH-W53」に装着出来るかどうかを試していきたいと思います。
Comply
「Tx-500」を試してみた。500シリーズでちょうどサイズ的にピッタリというか少し取れやすいというか、ギリギリな感じです。密閉度が上がる事により低音域が厚くなって、まだイメージが変わりますね。
JVC Spiral Dot
「JVC Spiral Dot」も装着可能。より高音域などがハッキリした気がしますが、ジャンルや個人差が激しそうな感じです。
final Eタイプ イヤーピース
「final Eタイプ」も装着可能。これは結構「EPH-W53」に合うかもしれません。
茶楽音人 SpinFit
「SpinFit」も装着可能です。スタビライザーの恩恵を物凄く感じる装着感が最高です。このピッタリ感がたまらない・・・
オーディオテクニカ SOLID BASS スペアイヤーピース
「SOLID BASS スペア」も装着可能。これは低音スキーな人にはおすすめ出来るかもしれないです。
ソニー ハイブリッドイヤーピース
「ソニー ハイブリッドイヤーピース」も装着可能です。色んなところ良いとこどりのイヤーピースだと個人的には思っていますが、これもいいですね。
結局どのイヤーピースがいいのか?
あくまで個人の意見として言いますが、「EPH-W53」についている標準のイヤーピースはあまり好きではありません。優等生というか、個性があまり感じる事が出来ませんでした。本体の特徴を活かすのは当然なんですけどね。
しかし、色々イヤーピースを変えてみると、どれもいい、どれも合う、というのが困ります。とりあえずこれにしておくか、というのを絞れないですね、本当に困った・・・
- 「final Eタイプ」
- 「Spinfit」
あえて選ぶならこの2つかな、難しい。音の好みの個人差があると思いますので、本当に参考までにどうぞ。
まとめ
とにかくスタビライザーの装着感が半端ない、なんて快適なんだ!という驚き。音質と共に自然な感じが素晴らしい「EPH-W53」、ヤマハのファンの人は勿論これから高音質なBluetoothイヤホンを探している人まで、個人的にオススメしたいです。
機会があるなら一度試聴してみてはいかがでしょうか?
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