the HIATUS / Trash We’d Love

今回はもはやロックの名盤となっているであろう、いやなっているに違いない。そう思っている「the HIATUS」の1stアルバム、2009年発表の作品

「Trash We’d Love」を個人的にアレコレ語ってみたいと思います。

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the HIATUSってどんなバンド?

2008年に活動停止となったバンド「ELLEGARDEN」のボーカル・ギター担当の細美武士氏が立ち上げた新しいプロジェクトが「the HIATUS(ハイエイタス)」です。

ちなみに「HIATUS」の英単語の意味が中断とか隙間とかだったりするので、当時の熱狂的な「ELLEGARDEN」ファンの間ではすぐ終わって戻ってくるのではないかと推測されたりもしましたが、2018年現在も活動中です。

「the HIATUS」初期の頃は、「ELLEGARDEN」の色というかロックなイメージが強かったのですが新しい音楽にどんどん挑戦しているようで、現在はエレクトロニカやアンビエント等の成分も非常に強くなっています。

現在は「MONOEYES」というバンドも立ち上げているので、「the HIATUS」と2つのバンドで並行して活動している事になります。

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Trash We’d Love

衝撃の「ELLEGARDEN」活動休止から、新しいプロジェクト「the HIATUS」の最初の作品という事でどうなるのか?という期待と不安が当時は多かったように思えますが、発表された楽曲を聞いて皆安心したような記憶があります。

自分はアルバム1曲目である「Ghost In The Rain」で、それはもう大満足の大安心でした。

「the HIATUS」からキーボード(ピアノ)が入る事により、より音に幅を持たせる事が出来るようになったと思います。そしてメロディが過去作品と比べるのはアレなんですが、より綺麗になったというか流れるようになったというか、とにかく美しい、そう言わざるを得ませんでした。

そしてロックサウンドに満ち溢れている。何という勢い、流れ、美しさ。こんなにカッコいいのにメロディもたまらん!!と思っていたら、「Little Odyssey」ではピアノの伴奏のみで歌うという、新しいチャレンジ。今までにないパターンの楽曲に感涙した人も多いはず。

「the HIATUS」という新しい場所で新しい挑戦、その生き様もロックだなと思っていたら

直後の「The Flare」での怒涛の攻め。

こんなに攻めて来るのか、しかも超カッコイイ。鍵盤が入ると違うな、というのをアルバム全体を通して感じます。

楽曲の完成度、収録の曲順に至るまで、何というか文句の付けようのない作品に出会うのはあまりないのですが、「Trash We’d Love」は全てに答えてくれました。

収録曲

  1. Ghost In The Rain
  2. Lone Train Running
  3. Centipede
  4. Silver Birch
  5. 堕天
  6. Storm Racers
  7. Little Odyssey
  8. The Flare
  9. 紺碧の夜に
  10. ユニコーン
  11. Twisted Maple Trees

総評

「the HIATUS」の「Trash We’d Love」はロックとか知らない、聞いた事がない、という人がいたら自分の中では最初にオススメしたい作品となっています。ほぼ英語詞というか、日本語タイトルは日本語、英語タイトルは英語なので分かりやすい。

新しい音楽に出会いたい、そしてまだ「Trash We’d Love」を聞いた事がないというのなら、是非聞いてみてもらいたいと思います。

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